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村山 佳世子 さん
スタイリスト
人気スタイリストとして活躍する村山佳世子さん。その世界観は、手掛ける雑誌やカタログのページからだけでなく、最近始められたインスタグラム(@stylist_murayama_kayoko)からもうかがうことができます。ブレることのない確固たる村山さんの美意識のルーツは、小さな頃のおしゃれの記憶にありました。
大人に憧れたことが
おしゃれの初めの一歩
村山さんが挙げてくださったのは、布バッグと、ショートブーツ。どちらも、幼少期のおしゃれの記憶から、今につながるものです。「幼稚園の頃に習っていたエレクトーンの先生が、デニムをはいていて、いつもおしゃれで。“かっこいなぁ”と憧れたのが、おしゃれに目覚めたきっかけです。着せ替え人形もたくさん持っていました。裁縫が得意な母の見よう見まねで、服を作ったりもして」。
幼少時のポシェットから始まった
私の「布バッグ愛」
まずは、布のバッグ。「小さい頃からバッグを持つのが大好きでした。何だか大人になったような気持ちがして。バザーでポシェットを買ったり、自分で生地を買って作ったり、それを友だちにあげたりもしていました。」。写真は右から、NYでケータリングをしている友人が作ったロゴ入り、パリのパン屋・Poilaneのもの、dosaのショップバッグ。「仕事柄、荷物が多いので、小さいバッグと2個持ちしたりします」。
初めて買ってもらったブーツも
忘れられません
こちらは老舗のシューズブランド・SARTOREのブーツ。「7?8年前、パリを旅したときに買いました。スカートやワンピースに合わせてはくのが気に入っています。小学生のときに、少しお姉さんの子がブーツをはいていて、うらやましくて。母に初めて買ってもらったブーツが、ムートンのブーツでした。やはり大人になった気分でうれしくて。でも本当はロングブーツが欲しかったのですけど(笑)」
着たいものをきちんと
自分で選ぶ子どもでした
「小さい頃から“これが着たい”と意識的に選んでいました。テレビを観ていても、フリフリの服を着た女の子よりも、大人っぽい服の子が気になって。中高生時代は雑誌『Olive』を読んでいました。『mc Sister』も流行っていたけれど、“子どもっぽい”なんて思っていて(笑)。かなり早い時期からスタイリストを目指しましたが、今と違って、進路にいろいろな道が選べたからかもしれないですね」
村山佳世子/スタイリスト。上品な着こなしに、程よく旬をプラスした、大人の女性のためのスタイリングが人気。雑誌『Marisol』など幅広く活躍中。HUMAN WOMANとのコラボレーションアイテムが好評発売中。
STAFF
- Photograph : Kozue Hanada
- Edit & Text : Kaoru Adachi
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