JUNKO YAMADA さん
Junco Parisデザイナー
パリに暮らして29年。JUNCOさんがマレ地区にあるアトリエ兼ショップで生み出す華やかなアクセサリーに、多くの女性が虜になってきました。HUMAN WOMANでも長年取り扱いのあるJunco Parisですが、ブランド20周年を記念してスペシャルなコラボレーションが実現。パリのアトリエを訪れ、その世界観のルーツをうかがいました。
小さくてかわいいものや
細かい作業が好きな
子どもでした
「小さい頃から、紙ナプキンや、ボタンなど、小さくてかわいいものが好きで、箱に入れて集めていました。今でもかわいいものを見るとすぐに買ってしまいます。母がパンフラワーの教室を開いていたので、一緒にバラの花びらを作ったり、刺しゅうの先生をしていた叔母に習ったり、蒔絵職人だった祖父の仕事場に忍び込んだりしていました」。ロマンティックな世界観や、手先の器用さはその血筋からのようです。
同僚に手作りしたのが
アクセサリー作りのルーツ
アクセサリーの世界に足を踏み入れたきっかけは何だったのでしょうか。「母の作った花の破片や、叔母の刺しゅうの切れ端なども箱に集めていたのですが、就職した会社の人にアクセサリーを作ってと言われて、それらを貼り合わせてかんざしを作って。1,000円くらいでお譲りしたのがルーツですね」。しかし、そのときにはアクセサリーの仕事をするとは思ってもみなかったのだとか。
ジャーナリストに見出され
仏メゾンのオートクチュールの
仕事へ
大学卒業後、就職し、水着のデザインなどをしていたJUNCOさんは、1989年に渡仏。美術学校で油絵を学びながら、ニットのデザインをしていました。出展していた展示会でたまたま出会ったジャーナリストが、JUNCOさんがクリスチャン・ラクロアの大ファンと知り、連絡を取ってくれたのだそう。「それがきっかけでクリスチャン・ラクロワのオートクチュールのアクセサリーの仕事をするようになりました。運がよかったんですよね」。
コレクションは
ストーリー作りから始まる
「Junco Parisのコレクションを立ち上げるときには、基本的にお話を作ります。例えば、夏に地中海を訪れたら何をするとか、昼の世界があれば夜の世界もあるとか、夜はどういうところへ行きたいとか、夢のある世界観を作っておきたい。そうやって生まれるたくさんのストーリーをまとめるのが大変です。気をつけないと、てんこ盛りになってしまうから(笑)」
Junco Paris × HUMAN WOMAN
JUNCO YAMADA/ロマンティックとモダンを兼ね備えた人気アクセサリーブランド・Junco Parisデザイナー。パリのマレ地区にアトリエ兼ショップを構える。日本でもHUMAN WOMANをはじめ、さまざまなセレクトショップでの取り扱いがある。
http://junco.parisSTAFF
- Photograph : Sumiyo Ida
- Edit & Text : Kaoru Adachi
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