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宮嶋 康江
HUMAN WOMANデザイナー
デザイナーとしてHUMAN WOMANの世界観を支える宮嶋康江。筋金入りのパリ好き、手仕事好き、ヴィンテージ好き。“好き”を貫く彼女のひたむきな想いが、HUMAN WOMANの服のすみずみまで行き届いている。ベーシックなフレンチカジュアル、そんなHUMAN WOMANの世界観のルーツともいえる、彼女の“大人になっても好きなもの”。
収集しているヴィンテージの
レースやパーツ
まずはヴィンテージのレースやパーツ。「ほとんどがパリの蚤の市などで購入したもの。“これで何を作ろうか?”とイメージしながら、ついつい集めてしまいます。たとえば、レースの一部を切り取って、カフスや衿につけたり。貴重なものは観賞用です。モチーフが素敵なものは、切り取って、洋服のモチーフの参考にしたりもします」。家にはたくさん所蔵してあるのだとか。
デザイナーならではの
スカーフ使用法
こちらは、すべてヴィンテージのスカーフ。「色使いが素敵なものや、モチーフが繊細だったり、楽しいものが好き。惹かれると、状態が悪くても、世界中どこでも購入してしまいます」。頭に巻いて使ったり、2枚はぎ合わせてスカートを作ったり、リメイクしてキャミソールやバッグの裏地に使ったり。クリエイターならではの発想が楽しい。
物語を持った
ヴィンテージへの想い
「胸元の刺繍に惹かれて買いました」というヴィンテージのブラウス。7年ほど前にパリ・サンジェルマンのヴィンテージショップで購入しました。「このお店のご高齢のマダムが、すごくハスキーな声で刺しゅうについてていねいに説明してくださって。それが忘れられないんです。ヴィンテージは一つ一つに物語があるので、買ったときのシチュエーションや想いまで忘れられません」。
雑誌『オリーブ』の影響で
パリ好きに
「パリの素敵な女性が、いつも頭の中にいます。それは、ティーンの頃に愛読していた雑誌『オリーブ』の影響なのかもしれません」。という宮嶋。当時は『オリーブ』片手に代官山を訪れ、その後はのんびり暮らすようにパリを旅し、今では友人とパリの新しいお店をiPhone片手に訪れる。彼女の変わらないスタイルは、好きなものを貪欲に追うその姿勢にルーツがありました。
宮嶋康江/HUMAN WOMANデザイナー。いくつかのアパレルブランドを経て、2014年よりHUMAN WOMANのデザイナーに。さまざまな国を旅して、その国の人や文化に触れるのが好き。世界中を周ることが夢。
STAFF
- Photograph : Kozue Hanada
- Edit & Text : Kaoru Adachi
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