vol.3
村山佳世子さんスタイリスト
日々のおしゃれと愛用品
スタイリストとして
膨大なものと向き合っている村山佳世子さんの
プライベートな“もの選び”が知りたくて。
ベーシックで辛口なスタイリングに
そこはかとなく繊細さや色香が漂う、
村山さんの世界観の向こう側に
しなやかな“偏愛”があふれていた。
1長く愛用する革小物
「革小物はクタクタになるまで愛用します」という村山さん、だからこそ審美眼がより一層光る。手帳はこの11年ずっと同じデザインのものを、気分のカラーでセレクト。小ぶりのサイズ感や、書き心地のいい紙の質感に魅了されている。財布と名刺ケースは、メンズライクなデザインのものを好きなベージュとネイビーでそろえた。
2愛着のある服と装い
一年を通してカーディガンをよく着る。「ボタンを留めて1枚で着たり、Tシャツに羽織ったり、袖を通さずに巻いたり」とさまざまな着方で楽しんでいる。惚れ込んだものはカラー違いでそろえることも。「好きな服だったら、毎日着ていてもいいと思っています」
袖と裾の配色がポイントのボーダーニットのフロントを、マリンパンツ風のすっきりとしたシルエットのパンツにイン。ディテールやシルエットが活きる、ベーシックコーディネート。
程よい肉感のあるやわらかなカーディガンのメランジカラーを主役に。グレンチェックのセミワイドパンツとタックブラウスの上品な合わせに、リラックス感をプラスする。
村山佳世子さんスタイリスト
人気ファッション誌『éclat』、『LEE』などで活躍中。上品なベーシックコーディネートに旬のエッセンスをプラスした、大人の女性のためのスタイリングが人気で、アパレルブランドのルックのスタイリング、コラボレーションアイテムの制作なども。著書に『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』(集英社)がある。
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