vol.4
白澤貴子さんファッションエディター
彼女がパリを訪れる理由
どんなスタイリングにもパリの薫りが
そこはかとなく漂う
エディター白澤貴子さんの秘密。
日々感じること、目に映るものすべてが
思考や身体の一部へと取り込まれていく。
そんな彼女がまるで引き寄せられるかのように
フランスへと頻繁に発つ理由を探って。
1パリでの散歩
コロナ禍で3年ぶりとなったパリ。それまでは年に約7回も訪れていた。特別なことはせず、ただ街を歩くためだという。「東京にいると時間に追われがちですぐタクシーを止めてしまう。でもここでは脚が棒になるまでひたすら歩きたい。途中ふと目に留まる様々なものやコトが私に染み入っていくんです。」
2旅先から書く絵はがき
「良くも悪くも自分の感情に素直で、皆が人間らしく生きているのがこの国。その空気感に包まれ、さらに在住時代の想い出もあいまって、私自身も原点に戻っていく感覚があります。」そんな心の動きを絵葉書にしたため、日本にいる愛息へ毎日のように送ることも習慣のひとつ。
寛ぎたい日も色香を漂わせることは忘れない。ふんわりとしたカーディガンは敢えて一枚でデコルテを魅せて。長め丈をドットのパンツにインし、絶妙なバランスが完成。
東京の日常ではあまり選ばないのに、なぜかパリではブラックがしっくりくるそう。シルエットの美しさに白澤さんが感動していたパンツは、足さばきの良い丈感も魅力。
白澤貴子さんファッションエディター
10代からファッション誌制作に携わり、多くの媒体で企画から撮影ディレクション、ライティングまで担当。パリ在住時に培われた独自のセンスとライフスタイルは、幅広い年代の女性や企業から支持されている。 現在は雑誌にとどまらず、広告媒体のクリエイティブディレクション、ショートストーリーやコラム執筆などの他、アパレルのブランディング、アドバイザーなど多方面で活躍。伸び悩むブランドの売上アップに大きく貢献し、メディアでも大きく取り上げられた。 伊勢丹ではその審美眼を元に歴代2人目となるキュレーションポップアップを開催し異例の完売続出。また、ファッションやジュエリーブランドなどとのコラボレーションアイテムも毎回即完売を記録している。 趣味は乗馬。中学生の息子を育てる一児の母親でもある。
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